怪物事変

『怪物事変』(けものじへん)は、藍本松による日本の漫画作品。2021年3月時点でシリーズ累計発行部数は420万部を突破している。 旅館を経営する叔母のもとで暮らしている13歳の少年・夏羽(かばね)。鬼の子扱いされている夏羽は、地元で泥田坊と呼ばれて周囲から疎まれていた。その旅館のある田舎町では家畜の変死体が相次いで発見されており、怪異現象を専門に扱う探偵の隠神(いぬがみ)が調査のために東京から訪れた。夏羽が人間と屍鬼(クーラー)との間に生まれた半妖の子だと見抜いた隠神は、彼を現在の境遇から救い出すべく東京の事務所へ連れ帰る。 化狸の怪物(けもの)である隠神の探偵事務所には助手として、2人の半妖の男の子が居候していた。ひとりは蜘蛛(アラクネ)の母を持つ織(しき)、もうひとりは雪男子(ユキオノコ)の一族に生まれた晶(あきら)。さらに事務所の奥まった部屋に引きこもって、連日オンラインゲームばかりしている吸血鬼のミハイ。叔母のもとで田舎にいた頃は何も良いことがなく、真っ暗に思えた自分の人生に火を灯してくれた隠神や織、晶を慕う夏羽は、探偵事務所の一員となって次々と持ち込まれる怪異現象の解決のため働くようになる。 夏羽は親から託された命結石(めいけっせき)という、不思議な力を宿す石を身に着けていて、それが消息不明の親を探す手がかりになるはずと隠神は言う。警視庁内で警視の席に収まって権力を持つ狐の怪物・飯生(いなり)は、夏羽の命結石を手に入れようと、配下の狐の怪物・紺(こん)と野火丸(のびまる)を使い、あの手この手で接触を試みる。 晶の生き別れの兄との対決を経て、夏羽が持つ石と同じような結石が日本各地に点在している確信を得た隠神は、飯生よりも先に結石を多く集めようと回収に乗り出すが、飯生もまた警察内にいる部下の怪物たちを動員して結石を狙っていた。
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